2015/12/22
さて、シヴァさまを紹介しましたので、次はパールヴァーティ女神さま。
シヴァさまの大事な奥様です。
パールバーティさまは、シヴァさまと仲良しなので、常に一緒。
そして、あまりに仲がよすぎてエラいことになってることもあります
男性原理と女性原理の統合とか難しい説明もあるにはあるんですが、要は100年ほどいちゃつき続けたらくっついちゃたの図
パールヴァーティの姿を一人で描かれている絵はあまりみたことがありません。
化身の姿の時は一人が多いですね。
美しい戦争の女神。ドゥルガ。
神々に仇なす悪魔を退治しています。
これはライオンに乗ってますね。トラに乗っていることもあります。
穏やかな顔をして、悪魔を踏んづけ、あらゆる武器をかざして脅しあげております
オンナの見かけにだまされてはいけないという教訓です
しかし・・・悪魔たちはこぼれた血からさらに増殖して抵抗を重ね、この美しいドゥルガさまをブチ切れさせてしまいました。
ブチ切れたドゥルガさまはさらに殺戮の女神カーリーに変化します
悪魔が血から増殖するのならと、こぼれる血をすべて飲み干して全滅させた悪魔の首で首飾りを作り、ついでに世界を回って関係のないひとたちも大量殺戮。
下で踏んづけられているのは、止めに入って蹴り倒されたシヴァさま。
ダンナを踏んづけて、カーリーさまはやっと正気にもどられたそうです。
という話なんだけど、このシーンどの絵をみてもシヴァさまは穏やかな表情をしています。
妻のすべての面を受け入れる、余裕のあるイイ男なのかもしれません
ドゥルガのお祭りダサインは盆と正月が一緒に来たようなお祭りで、ドゥルガに血をささげるため、街中にヤギや水牛の首がごろごろしているというなかなか迫力のあるお祭りです。
この時期に行くと、どこの家にいっても肉たっぷりにご馳走にありつけます(ネパールでは肉はめったに食べないご馳走です)