天然石を砕き、膠で溶いて作った岩絵具で職人が一枚一枚丹念に描き上げたものを集めました。
仏画を学ぶ画家たちは皆、一度は寺に入って仏教と共に絵を学びます。
彼らは自分が絵を描いているのではなく、仏が自分の体を通して描いていると言います。
なので、極一部の絵師を除いては絵に画家のサインはありません。
マンダラは仏教のなかにしっかりと息づいたものなのです。
ある、有名な絵師に、外国人がこういったマンダラを買っていくことをどう思うか訊いてみたことがあります。
彼は、
それは別にかまわないよ。最初はアートとして入ってくれて構わない。そこから少しでも仏教に興味をもって学ぼうと思ってくれたら それはとても素晴らしいことだ。
と答えてくれました。
このマンダラたちを通して彼らの想いを届けることができたらと思います。