ヒンドゥ神様紹介 シヴァ
さて、次はがねさまのパパ。シヴァ神。
神様とアスラ(悪魔に近い存在かなぁ)が大蛇の胴体を使って乳海を攪拌したときに蛇が苦しんで吐いた毒を飲み干してしまった剛毅なシヴァさまの図
男性原理の象徴でもあり、街中にも男性器と女性器が結合しシヴァリンガという形であちこちにたっています
ヒンドゥでは三人の最高神ブラフマン、ヴィシュヌ、シヴァがそれぞれ創造、維持、破壊の神とされ、シヴァは破壊神とされるのが一般的なのですが、インドの聖者アンマのお弟子さん、シャンタジによると、原語では破壊ではなく、融合というニュアンスが近いとか。
ヒンドゥ最高神3柱のなかでもシヴァが一番エラいということを伝える、日本人からみるとヒジョーにくだらない不可解な神話もあるのですが、それはまた機会をあらためて・・・
ということで、とってもコワい神様なのですが、普段はトラの皮の腰巻いちまいのサドゥ(ヒンドゥの修行者)姿で瞑想しているか、ヨメさんのパールヴァーティといちゃついております
ネパール旧王宮広場にあるシヴァさま夫妻の像。
シヴァさまの左手に注目
ヒンドゥの神様は、変身することでその属性の別の側面を強調することができます。
シヴァも変身するとこうなります
マハーカーラ(偉大なる暗黒)
シヴァの憤怒相。破壊の側面が強く出た姿。
そして、この方は日本でもなじみのあるこの方と同一人物
大黒さま
ね。大黒→大いなる暗黒でしょ?
大黒さま自身、今では七福神のひとりとして平和な印象がありますが、古い像では憤怒の表情のものもあり、もともとは戦の神さまでもあります。
ただ、日本では大黒→大国と音が近かったために大国主命とキャラクターがまじっちゃったみたいです。
私個人としては、伝来途中でガネーシャとも性格が入れ替わっていると考えているのですが、それはまたの機会に。
ところでこの俵に乗って帽子をかぶった大国さまの姿。後ろからみると男根に見えるようになっているんです。シヴァの性格がこんなところに隠されています
さて、こんなに男性的。破壊神のシヴァさまですが、こんな目にあうこともあります。
これはまたの機会に