ヒンドゥ神様紹介 ブラフマー
ヒンドゥ神様紹介。三人の最高神のひとり。世界を創造されたとされるブラフマーさま。
なんですが、実はワタクシ、困っております。三人の最高神のなかで一番影が薄くて、これを書きながらも紹介するネタを必死で考え中

というのも、宇宙の根本原理という、甚だ抽象的なものを擬人化(擬神化?)した存在なので、もともとが人間的な土着の神様に比べると把握しにくい存在なんでしょうね。ブラフマーさまを主役とした逸話とか少ないんです。
もともとがバラモン教の神であり、崇拝者が聖職者であるバラモンたちだったので、少々コ難しくても理解してもらえたんでしょうが、いろんな宗教が融合し、広がるにつれてわかりやすい土着の神さまの人気のほうがあがっていったというのが正直なところでしょう。
昔、小学校だか中学校だかで梵我一如、そしてブラフマンとアートマンという言葉を習いましたが、そのブラフマン。今思えば、これにしたって子供にわからせるつもりで教科書を書いているとは思えません
・・・気をとりなおして・・・・と・・・・(知ってる限りの知識を搾り出しちう)
そうはいっても日本では梵天の名前で結構しられています。
若いお釈迦さまに悟りをひらき、それを伝えるよう語ったともされていて、手塚治虫のブッダにも出てきますね
奥さまは美人でシタールの演奏が上手なサラスヴァティさま。日本ではシタールが琵琶となり、弁財天とよばれています。
さてふたりのなれそめをお話しましょう。
ブラフマーさま、顔が4つあります。
もともとはひとつだったのですが、ある日美しいサラスヴァティさまに一目ぼれ
あまりの美しさにじーっと見つめていたらサラスヴァティさまが逃げたので(当たり前だ)、右に逃げれば右に、左に逃げれば左に、後ろに逃げれば後ろにと、逃げた方向にも顔をつくって見つめ続け、さすがに
このオッサンちょっとヤバい・・・・
と空に逃げたサラスヴァティさま。
それでも気合で頭の上にも5つめの顔をつくって見つめ続け、さすがに根負けしたサラスヴァティさまはブラフマーさまの妻となったということです
押しの一手で美人の妻を射止めたブラフマーさまですが、ある日、シヴァさまと大ゲンカをして、頭上の顔を切り落とされ、いまは顔は4つにおちついています
こういった話もあったり、アスラ(魔族)に力を与えちゃって大騒ぎになったりして、けっこういろいろやらかしてはいるとかどうとかこうとかはともかく・・・・・
そのうえ最高三神のなかでは一番地味ですが、実のところ最も由緒正しい神さまではあるかも